ホテルオークラ取り壊しの件

興味深いニュースを読んだ。

ホテルオークラ取り壊しに世界が動いた ポール・スミス氏ら有名デザイナーが続々「待った」 : J-CASTニュース

 

 ホテルオークラ東京

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 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/

 

1962年に開館し50年以上続く日本を代表する近代近代モダニズムの結晶と称されるホテルオークラ東京。

日本では「老舗ホテル」とされており、帝国ホテル、ホテルニューオオタニとともに、ホテルの「御三家」と称される。

西洋の模倣ではなく、日本の特色を生かしたホテルとゆう志のもと日本を代表する芸術家によって建設された、建築美は、派手な桃山式ではなく洗練された優雅さを基調とした藤原時代を基調とし、装飾には日本風装飾画の伝統、本阿弥光悦俵屋宗達に見られる優美追求の精神で建てられた。

本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)とは - コトバンク

俵屋宗達(たわらや そうたつ)とは - コトバンク

 

本館ロビーの切子玉形の照明器具が連なった「オークランタン」は大変美しい。

http://www.e-libera.com/archives/lifestyle/2012/hotelokuratokyo/images/original/gallery_3.jpg

オークラランタン - Google 検索

 

 

 1962年に開館し50年以上続く日本を代表するホテルホテルオークラ東京が取り壊しが決まっている。

「日本的建築美の創造」とゆうテーマに基づく日本古来のデザインが施された素晴らしいホテルである。

その海外のファンは多く米ニューヨークタイムズワシントンポスト電子版でも大きく報じられる。

 

その中の「日本の取り壊し文化」とゆう表現にハッとした。

確かに日本の木材の建築は劣化が早い。新築30年で価値がなくなるとゆう。ローンを払い終える頃には家の価値なしかよと思ってしまう。。

働くお父さん切ないぜ…、、

 

そこでこんな記事を見つけた。

togetter.com

 

 

現在日本にある建物の60%が1980年代以降に建てられたものらしく建築物の平均耐用年数建築物の平均耐用年数:UK141年、US103年、フランス85年、ドイツ79年、日本26年 住宅投資に占めるリフォームの割合:日本27.3% UK54.4% フランス50.4% ドイツ62.0%とゆうデータがあり、日本の不動産は土地が全てで家には価値がないと言われている。それは、日本人にあるあたらしいもの好きの精神や湿度が高い気候による劣化など諸説あるあるらしいが、一戸建て木造建築の場合はやはり劣化が激しいので建て変える方がいいと思う。家族の形式も変わるし、リフォームするなら建て変える方が金銭、生活的にみても合理的だと思う。

やはり古い家は隙間風などが生じて寒いし、ドアの開閉などがスムーズにいかないことが多くて嫌になるので新しい方がいいと思ってしまうのは日本人だからなのか…、

個人の家などで文化的価値が薄い建物は建て替えるのがいいと思うが、伝統技術や価値がある建物は修復をしていってほしいと思う。

 

ホテルオークラの件は、オリンピックの影響もあって建て替えるのではないかと思うが、日本に観光する外国人が増える現在は残しておいてほしいとゆう気持ちはどうしても思ってしまう。あの時代にしかなかったモノなどがあって、その香りが芯から匂ってくるような気がするので惜しい気持ちは拭えない。

だが、取り壊しは覆るのは難しいだろう。

式年遷宮にみられる伝統技術の継承とゆう考えもあるので、日本古来の美、技術、文化のつまった「わびさび」の効いたネオ日本の要素のつまった新しいホテルオークラになって帰ってきてくれるのが今から楽しみである。

 

www.isejingu.or.jp